
お客様のSaaS導入でボトルネックになる「帳票」。株式会社セールスフォース・ドットコムとの連携において、お客様の業務が円滑に進むソリューションをご提供しています。
- CRMの効率化と帳票SaaSによる他システムとの連携の可能性
- Salesforceユーザの満足度を高める帳票SaaSとの補完関係
SaaS効果を象徴する事例をお聞かせください。
特殊ネジ専門商社のツルガ様では、パート社員を含む人員構成で、顧客からの問合せから見積もり作成、商談、納入後のフォローまでを行っていました。しかし、夫が転勤族で一時的に大阪に赴任してきた主婦の場合、働く意欲があって能力も高いにもかかわらず家庭の事情で急な早退や退職などが発生します。その際、引継ぎがスムーズにできず、主に顧客対応業務に関するミスや行き違いが発生し、それが会社のポテンシャルを引き出せていなかったといいます。
ツルガ様が展開する「ネジ革命プロジェクト」は、単に商社として製品を流すだけでなく、メーカーやエンドユーザーからのニーズを製造現場のシーズと結びつけ、付加価値の高い新しいネジ商品を企画・開発するという、大きく言えばCRM活動を推進していくプロジェクトです。このプロジェクトを展開するために、Salesforceの導入を決断し、これら顧客対応の悪い流れを断ち、新たなCRMサイクルを構築することでスタッフ間の顧客情報の引継ぎを円滑化にしようと考え、それは見事に成功しました。ツルガの「商談Goodサイクル」は、まさにCRMの理想系です。(田崎)

帳票SaaSとの連携で実現するメリットとは?
ツルガ様では、Salesforceの導入によって、手作業で行っていた入力間違いや連絡ミスによる対応遅延などが大幅に減少し、正社員とパート社員で行っていた、問合せから顧客フォローまでの各業務間のフローが劇的に円滑化されました。Webサイト経由の問合せから顧客・案件管理までがSalesforceで管理できているため、急な早退や退職などで業務に影響を与えることもなくなり、スタッフ各々のポテンシャルを最大限に引き出すことが可能になったのです。高額のシステムではなく、サブスクリプション形式でソフトウェアが利用できるSaaSで導入コストを最小限に抑えられたことも大きな理由のひとつです。結果として月間売上が毎月二桁成長という急激な躍進を遂げました。
ツルガ様が考えている次なるステップは、物流や販売管理など、社内のさまざまなシステムをつなげるというCRMを含めたさらなる連携です。このような、業務と業務、会社と会社の間にある隙間には必ず情報を流すインターフェースとして、見積書、発注書、納品書などの帳票が介在します。効率化を実現したツルガ様のCRMと他システムとの隙間を埋めるために、ウィングアーク テクノロジーズの「帳票SaaS」が大きな役割を果たしてくれると期待しています。(田崎)
ユーザの特徴と帳票ニーズについてお聞かせください。
私たちは、中堅中小企業のCRM体制の効率化から、大企業の既存システムからのリプレースまで大小数多くの企業様とお付き合いさせていただいています。近年では、新規事業の立ち上げや、新部門の設立など、新たなビジネスフィールドへ打って出る場合に弊社のサービスをご活用いただくケースも多くなっています。ビジネスを取り巻く状況の変化が激しい時代ほど、フレキシビリティのある当社のサービスが選ばれるのではないでしょうか。
しかしSaaSに対する満足度とは別に、ユーザ企業から多く要望が寄せられているのは、日本独特の習慣である帳票のアウトプットへの対応です。どのような業種にでも「こういう形式で印刷したい」「このフォームに合わせてほしい」というニーズが必ずあります。Salesforce側の機能で、ある程度はフォローすることができるのですが、日本のビジネス情報の流れをつないでいる帳票には業界・企業独自のものが数多くあり、すべてに応えることは不可能です。それが、帳票分野で高い実績を誇るウィングアーク テクノロジーズとの協業に至った背景でもあるのです。(田崎)
他のSaaS型サービスとの違いはありますか?
SalsforceをはじめとするSaaSソリューションを日本の企業が次々と導入し、利用し始めたことで、業務工数面の効率化、マーケットインのスピードなど、さまざまなメリットを享受できるようになっています。しかし、日本独自のものである帳票文化はアメリカにはありません。ですからアメリカ生まれのアプリケーションには当然、この部分を包括するようなバージョンアップは期待できないのが実情です。そこで「帳票SaaS」との連携に大きな意味が出てくるのです。
日本には会社の数だけ帳票が存在します。将来については断言できませんが、いずれは各業種・各企業で利用している帳票は統一の方向へ向かっていくでしょう。そのきっかけとなるのがSaaSなのかもしれません。しかし、現在ユーザが利用している帳票を今すぐに統合化するというのは無理があります。だからこそ、その部分を補完するウィングアーク テクノロジーズの「帳票SaaS」は、日本企業がSaaSを利用する場合に、“かゆいところに手が届く”ソリューションに成り得るし、今後もっとも多くインストールされていくアプリケーションになっていくと考えています。(榎)

